小児がんと向きあう方々とともに…
スポンサーサイト
--年--月--日 (--) | 編集 |
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

家族の結びつきを考える  ~その1
2008年11月04日 (火) | 編集 |
こんにちは! Iせんせいです。

これから数回にわたって、
小児科医からみた 家族の問題について
書かせてもらおうと思います。



先日、私がわが子のように可愛がってきた
ダウン症のKくんが20歳の誕生日を迎えました

Kくんは、家庭の事情で、5歳のときから、
私が週1回出張に出ている肢体不自由児の施設に入っていて、
高校卒業後は、その近くの授産施設で働きながら生活しています。

 授産施設でもらえる給料は月に5千円から1万円、
 当然施設に支払うほうが多い 現状です。
 20歳になって、障害年金がもらえるようになったら、
 今までの施設の費用を少しずつ返していけるようになります。

家族の面会もない期間が長かったのですが、
先日は15年ぶりに実家に帰ることができ、
ようやくKくんの心の底からの笑顔を見ることができました。

Kくんは、とてもお利口さんです。
 (と、いつも私が褒めるので、親バカと言われます)
字はとてもきれいだし、難しい漢字も書きます。
少し時間はかかりますが、一つ一つの仕事はとても丁寧です。

もう少し、家族の支えがあったら、施設にいる必要はなく、
十分に社会生活できそうです。
大都市では、障害者の雇用も広がっている・・・と、ニュースで言ってましたが、
地方ではまだまだな社会事情もありますが。


お父さんはKくんが小さい頃に他界され、
お兄ちゃんは心の病気を持ち・・・、
お母さんはずっと苦労をされてきたようです。

そんな事情を知っている私は、
お母さんを責めることができないのですが、
Kくんに家族の愛情を味あわせたかった、
という残念な気持ちはずっと持ち続けています。


施設にいる子どもたちの家庭の状況をみると、
気の毒に思うことに度々遭遇します。
この頃では、「お母さんの家出・蒸発」という記載も珍しくなく、
悲しくなってしまいます。
お父さんが、頑張って育てているけれど、働かなきゃ生活できないし・・・・

もう少し、周りの支援が得られないものなのか、

お祖父ちゃん、お祖母ちゃんが元気なうちは、
できるだけ協力してもらえないものだろうか・・・・

こんなときに、家族の真価が問われますよね。

もっとも、大学病院に通院している多くの家族は、
重度の障害を持つ子どもを、みんなで協力して、
一生懸命にケアされています。

子どもがもっとも、くつろげるところが家だってことは、
よくご存知ですし、「子どもさんも良く頑張ってるけど、
お父さん、お母さんも、よく頑張られていますね
って、声をかけたくなります。

そのギャップの大きさに、
 小児科医として頭を悩ませてしまいます。
子どもには、何も罪がないはずなのに~!!


施設の生活があまりに長くなってしまうと、
家に帰るのが難しい状況になってしまいます。

核家族が増えたことでの弊害でしょうが、
そのシワ寄せが、罪のない 最も守るべき子どもたちに
及んでしまっているのをとても悲しく感じます。


そんなことを言っている私も、
同じマンションの住民のことはほとんど知りませんけど…。

昔の日本の良いところを、
残していかなければならなかったのにな~!
って、思いますよね。

そんな意味でも、
地元に密着して頑張ってる しろ~くんのような存在が、
とっても重要だな~って、心から思う今日この頃でした。

周りにいる、悩んでる人たち(老若男女を問わず)の
心の声を少しでも聞いて、ちょっとしたお手伝いができるように、
いつでも準備しておきたいものです。


PS.
ちなみに、Kくんの20歳のお祝いに、焼肉デートをしました。
(いえ、どうみても、親子ですが)
まだ、1滴もアルコールを飲んだことのなかったKくんは、
甘い食前酒にドキドキしてて、とても可愛かったです
当然、私は・・・・・・、ウーロン茶でしたよ。
車でしたから・・・

スポンサーサイト

コメント
この記事へのコメント
う~ん
こんばんは、
自分のブログにちらっと書いたことがありますが、
私の兄は知的障害者でした。(他界しました…)
そこへ、私も大きな病気をしたものだから…
(ただ、当時としては恵まれた環境にいたと思いますが)

両親には、苦労をかけたなと思いますが、
親孝行したいときには、親は亡しというのを、
地で行ってしまったので残念なのですが…

と、私もKさんの様な例に紙一重でならなかっただけなので…
(小学校後半、全寮制の養護学校に行ったくらい…
これはいい経験だと思ってるし、
行かなかったら家庭が崩壊してただろうなと思うし。
その後は中高は地元に戻ってる。)

と、気持ちが空回りしてしまっているにゃおたんでした。
(何か、手伝えることはないのかなとは
思うのですがシャイなので言い出せない…)
実はその養護学校もたまたま守る会と同じく開校40周年を迎えます。
2008/11/04(火) 20:41:22 | URL | にゃおたん #taSY0CwU[ 編集]
幸せ
障害者の認定、私も受けました・・・v-519
私は、旦那とかお母さんとかお父さんとかが助けてくれるから、まだ幸せなんだぁ~と、思いましたe-287

私は今、熱はないけど咽頭・扁桃腺・リンパ節腫脹で食欲はあるのに、ス~プしか飲めない状況です。少しは痩せるかな~~v-16
2008/11/04(火) 23:19:03 | URL | とも #-[ 編集]
にゃおたんさんへ。
そうでしたね。
にゃおたんさんの、闘病以外の苦労を知ったとき、
大変なことをいくつも経て、今があるのを、
本当に素晴らしいことだと思いましたし、
育ててこられたご両親も、
 天国で安心しておられることだろうと。

人が、困っているときに、
どこからでも暖かい手が伸びてくるような、
世の中になって欲しいと願うし、
私たちもそうありたいなと思いますね。
2008/11/05(水) 00:06:41 | URL | Iせんせい #-[ 編集]
ともちゃんへ
ほんとうに。
ともちゃんの頑張りもスゴイと思いますが、
周りで応援してくれた家族が大きかったですよね。
小さな力がつながって、大きな力になるのをv-91
見せてもらいました。

これからも、一歩一歩、力をあわせて歩いていきましょうねv-398

また、クリスマス会でお会いしましょうv-480
2008/11/05(水) 00:12:50 | URL | Iせんせい #-[ 編集]
I先生へ
先生、すごいね
言いたいことはたくさんあるんだけど…
よかったよ、I先生がいて
2008/11/05(水) 14:40:34 | URL | まっつん #-[ 編集]
まっつんへ
コメントありがとう!

白秋祭は、どうだった?
まっつんの、指揮する姿を一度見に行かなきゃね!

まっつんの頑張りにも
いつも励まされてるIせんせいです!
2008/11/05(水) 16:53:22 | URL | Iせんせい #-[ 編集]
ボスとまっつん
ボスとまっつん。
医者と患者?親子?師弟?なに?
ともかく、愛を感じるねぇ~!!
2008/11/05(水) 18:01:12 | URL | しろ~ #SFo5/nok[ 編集]
コメントを投稿する
URL:
コメント:
パスワード:
非公開にする: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。