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久留米大学病院でのオリエンテーション その2
2008年04月14日 (月) | 編集 |

久留米大学病院でのオリエンテーション その1
からの続きをどーぞ






リーダーNの話が終わり、ボスから
言い残した事が無いかと聞かれて、
3人はそれぞれにお話を追加で少々。

私たちは、

彼等に「たくさん苦労はするものだ!」
と切り出し、例えば、

楽しい事、嬉しい事は人生の中で必要だけど、
苦労してない、楽をして生きる人生、
それが幸せだと勘違いしないでほしい。

欲しいものが手に入っても、うれしい感情が
持続するのはわずかな間だけ。
振り返ってもさほど鮮明には甦ってこないけど、
辛い事や苦しかった事は、何年過ぎても鮮明に、
しかも感情までもが甦ってくる。

それは、その辛い経験こそが、
自分を強く育てる為の本物の糧になのだ。
だから、辛い事や苦しいこと、悲しい事を
受けきっていきなさい。
どんなことにも負けない強い自分である事が、
幸せを見つけることのできる自分なのだ。

という話や、

人を本当に思いやる気持ちを育むために、
自分の気持ちをどうやって相手に伝えるか
真剣に悩む為の訓練は、恋愛することだよ~。
仕事が、とか、時間が、とか言いワケしないで、
恋愛はドンドンしなさい(場内は苦笑)
って言ったり(これは私からのメッセージ)
仕事と私とどっちが大切なの
なんて言われても、どっちも大切だっ
って言えるくらい、しっかりと強い自分になれる、
そんな大事な心の訓練は恋愛かもしれません。って
いうお話。
そして、1日、1日を悔いなく生きていく事が、
悔いの無い生涯を構築していくことになるんだ、
死ぬ1週間前だけ真面目に生きたってダメだよ。
って例えも使って、
彼等へメッセージを送りました。

ステージからマイクを持って降りたボスが、
質問がある人!って聞くと、
真面目な表情で男子学生さんがスッって立ち上がって、

「ビッグママに質問です!娘さんの死を前に、
娘さんにお話した"死ぬとはどういう事なのか…"
をもう一度聞かせてください」

との質問に、ビッグママはもう一度、丁寧に、
わかりやすく語っておりました。
彼はビッグママのお話を改めて聞いて、

「この先、医師となって、死を迎える患者と家族の間に
自分が入って、何をできるか、どうあるべきなのかを
真剣に学んでいきたい」
との感想。

そこで、私からも一言。
(時間が無いのに、申し訳ないと思いながらも)
「父が4年前に病気で他界した時、
担当医は経験のまだ浅い、若いドクターでした。
ドクターは精一杯に、必死で私たち家族にも、父にも
ベストを尽くしてくれた」
だから、医師として、経験の長さや、力量よりも、
その日、どんなにコンディションが悪くても、
今いる場所で、自分の目前にいる人へ、
ありのままの自分で“ベスト”を尽くす事が、
悔いを残さない自分の振る舞いだと思うし、
相手にも失礼では無いのではないか。

という話をしました。

あらゆる悩みだって、
誰かがじゃなく、何かがでなく、
悔いの無い自分が納得できる本物の答えは、
自分の心の中にしかないんだ。

という事も伝えました。


オリエンテーションの時間は、ここまで。
学生さんたちには長い時間だったかも
しれませんが、

日常の中では得がたい
生死とは、人とは、病気とは、医師とは。

そういう事を真剣学べた2時間だったと
思います。
私たちには、あっという間の時間でした。

ボスが、彼等を見るまなざしの中に、
厳しい優しさが光っていました





久留米大学病院でのオリエンテーション その後で…

に続く。

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